疲れたオジサンのページかもしれない。
Linux_Server 結構面白くなってきました。




Dive Master 講習の様子を紹介しています。
これから Dive Maste 資格取得を目指す方の参考になれば幸いです。

 11月13日(土)

  • この日は参加者が2名集まって、初の顔合わせです。
    まずは、トレーニング内容の説明とコース終了後にダイブマスターとして認定された場合の活動内容の変化についての説明からです。

    ダイブマスターとして認定されれば、講習のアシスタント、体験ダイビングの実施、講習のプールワーク部分の受け持ち、ツアーガイド、ビーチおよびボートダイビングの計画と実施が任されます。

    週末スタッフとしてショップのメンバーに加えられ、各種ツアーの引率や講習補助をこなしながら時々お小遣いが貰える美味しい立場のダイバーになれます。

    これまではお金を払ってダイビングしていたのに、これからはダイビングしてお金を貰えるのです。
    ただし、これにはかなりの覚悟が必要です。

    ショップのスタッフとしてお客様を引率した場合、事故があったときの責任はショップではなく引率者であるダイブマスターにかかってきます。

    たとえあなたにミスはなくても、一旦事故が起きてしまえば引率者の責任が問われることを肝に銘じておいてください。


    さて、怖い話はこれくらいにして、今日のトレーニング内容は体験ダイビングの計画と実施です。

    受講者2名に体験ダイビングの意味とブリーフィングのやり方を説明し、お客様のプロフィールを紹介します(お客様役の講習中スタッフを1名づつつけました)。

    2名ともこれまでに体験ダイビングのアシストは経験済みだったので、コツは飲み込んでいるようでした。

    今回はボートでの体験ダイビングという特殊な状況でしたが、船の上でのブリーフィングに始まりエントリー、ブイにつかまりながらの簡単な器材操作訓練を終え、いよいよ体験ダイビングは水中の世界へと突入しました。

    講習生は2人とも体験ダイビングをそくなくこなし、船上でディブリーフィングを行いました。

    体験ダイビングの計画と実施については、まずまずの成績でした。

    ただ、指導の細やかさや話し方の華やかさについては、今後の成長が期待されるところです。


 11月20日(土)

  • 晴れの予報でしたが、午前中は曇り空と冷たい風に悩まされました。

    この日のトレーニング内容はスクーバ技術の確認とビーチダイビングの準備と実施です。

    まず、1本目は認定ダイバー対象のビーチダイビングの実施方法を先輩インストラクターが教示します。

    やはり、ブリーフィングとディブリーフィングが大切なことには変わりがありません。

    特に大切になるのは緊急時の対処法の打ち合わせです。

    水中ではぐれてしまったらどうするか?

    エアーがなくなってしまった場合、このポイントでの最良の脱出方法はどうあるべきか等です。

     不慣れなダイブマスターの場合、ビーチダイビングの楽しさばかりを強調し緊急時の対処法について充分な打ち合わせを行わないままダイビングを実施してしまう傾向が見受けられます。

    どうしてもこのような基本的ミスは避けなければなりません。

    講習生にもきつくこの点を注意しました。

    水中では、ダイビング技術の確認も行いました。

     本人とバディの潜水前装備チェック、エントリー/浮力チェック/水面移動/潜降/水中の移動/浮上/エキジット、ダイビング中計800mの移動、水面でのスクーバユニットの脱着、水面および水中でのウエイトベルトの脱着、水深6.1mに沈めてある4.5kg以上のウエイトの回収、水深5mでの減圧停止のシミュレーション、マスククリア、レギュレータリカバリ/クリア、水底でのバディブリージング、水深4.6m以上からリラックスした状態でコントロールされた緊急スイミングアセント、ウエイト・呼吸・BCを用いて/水面/水中/潜降/浮上時に適正な浮力を維持する

    の各項目です。

     ダイブマスターとなる以上、上記のテクニックは完璧にお手本となる技術を身につけている必要があります。

    この日の2本目と3本目は、講習生がリーダー役となってのビーチダイビングでした。

    お客様を満足させる「見せ」のテクニックはどうあればいいのでしょうか?

    安全管理は完璧にできたのでしょうか?


 11月22日(月)

  • この日はナイトダイビングが課題です。

    まずは、先輩インストラクターのお手本を見ながら講習生はお客様役で潜りました。

    19:30エントリー、20:00エキジットの水深6mでのボートダイビングです。

    ネコザメ発見のご褒美もあったようです。

    この日は、天候に恵まれベタ凪・月明かりの好条件でした。

     講習生は模範演技の後、ナイトダイビングの前半部分と後半部分を交互に役割分担し、ダイブマスターとしてのトレーニングを行いました。

    生物の「見せ方」については、先輩インストラクターから厳しい評価を受けていました。

    ナイトダイビングのテクニックと安全管理技術には問題はなかったようです。

     とても寒かったので、エキジット後はみんなで暖かい鍋を囲みました。冬場のナイトダイビング・トレーニングは、やはりこれがナイトね。


  12月4日(土)

  • この日はボートダイビングの実行とレスキュー活動のコントロールが課題です。

    鼓島一周ダイビングの前半部分と後半部分の引率者役をそれぞれの講習生が担当します。

    引率されるメンバーはインストラクター1名とダイブマスターコースの見学者2名、お客様役の講習生1名の計4名です。

    鼓島西岸にアンカリング、講習生のブリーフィングが終わると全員エントリーしました。

    透明度もよく、快適なダイビングができそうです。

    講習生の引率で水中遊泳をしていると、島の北側の巨岩の下にツバメウオを発見しました。体長40p程度の成魚です。

    残念ながらペアではありませんでした。

    島の北側は巨岩が重なり合って複雑な地形を作り出しています。

    いつもはあまり移動せず、サンゴや魚の多い西側を潜っていますから、新しい発見です。

    島の東側に回ったところで、引率者役の交代です。

    島の東側はなだらかな斜面が水深7〜8mの水底まで続いている明るい景観でした。

    地形のダイナミックさはありませんが小魚の魚影は濃く、ほのぼのとした印象です。

    島の南側は「恋の浦」の千畳敷との間で水路になっている部分で、水深も浅く流れがきつい場所です。

    この日も西から東へ向けての潮が、おそらく1ノットを越える速さで流れていました。

    必死でフィンキックする人、岩を掴んで進む人と様々です。私は、トレーニングがてら泳ぎましたが、それでも時々は岩につかまって休憩しました。

    たっぷりと1時間のダイビングが終わったあとは、いよいよ「レスキュー活動のコントロール」です。

    見学者の1人に事故者役を演じてもらい、水中ツアーを終えエキジットしようとしたグループが、ボート近くの海底で動かないダイバーを発見するという想定です。

    事故者役のダイバー以外は全員水面にいます。

    まず、グループの1人が水中で動いていないダイバーを発見しました。

    ダイブマスター役の講習生はもう1人の講習生に水底で動いていないダイバーを水面まで引き上げるように指示を出しました。

    レスキューダイバーが救助に向かうまでの間に、ダイブマスターは別のダイバーに、船に戻り船長と協力して関係機関への連絡することと、船への引き上げ態勢を作るよう指示します。

    レスキューダイバーが水面に戻って来ました。

    事故者役のダイバーは心停止状態という想定で、レスキューダイバーから「呼吸なし、脈なし。」の報告が出ました。

    また、レスキューダイバーは事故者役ダイバーの曳航も始めました。

    ダイブマスターはもう1人残ったダイバーに事故者とレスキューダイバーの器材を回収するように依頼し、自分も船に戻りました。

    いったん船に上がり、器材を脱装してラダーの中段に位置し全員協力して事故者役ダイバーを船まで引き上げました。

    以上のトレーニングでは時間の管理(記録)をとるダイバーが配置できませんでしたが、この人数構成を考えると船長に時間の管理をしてもらうのがベストではないでしょうか。

    今後、津屋崎漁協ダイビングリゾートでボートダイビングを実施するときには、ダイビング船の船長さんたちと事故発生時の対応を打ち合わせておかねばならないと思いました。


 12月29日(水)〜30日(木)

  • この日は異なる設定条件でのダイビングとビーチダイビングにおけるレスキュー(事故者のビーチへの引き上げを含む)が課題です。

    29日午後2時頃に鹿児島県枕崎市に到着しました。

    北風が結構吹いていた(10m/s近く)ので、ポイントは「赤水」に決定しました。ここは、南向きに開いた湾なので好都合です。

    さて、スーツに着替え明日のスクーバダイビングの下見を兼ね、今日はスキンダイビングレスキューのトレーニングです。

    5mの水深でヘッドフォースとダイブの練習をした後、水深10mの場所へ移動しました。

    ここでヘッドファーストを行い、その後はテーブルサンゴの群落に移動してしばらく遊びました。

    水深は最大で4mです。

    台風で砂地近くのサンゴは痛手を受けていましたが、この場所は大丈夫でした。

    小さな熱帯魚たちがとても可愛く、いつまでも遊んでいたい気分でした。

    ですが、我々はトレーニングに来たのです。

    まずは、ふくらはぎの痙攣を起こしたダイバーのレスキューです。
    事故者のBCにエアを給気し、ふくらはぎを伸ばしてあげます。

    疲労したダイバーの曳航は2種類、両肩に疲労したダイバーのフィンを置き押して行く方法とドゥ・セイ・ドゥポジションでの曳航です。
    後者の方法の時、曳航される側の生徒が意識不明におちいった役を演じ(全身の力を抜いて)、どのくらい重くなるのかを体験しました。

    次は水面で溺れているダイバーのレスキューです。
    ダイビングとダイビングの合間で休憩をしていると近くの海面でスキンダイバーが溺れています。
    仲間が発見し、救助者は入水準備をしながら別の仲間にその人のBCを膨らませておいてもらいます。
    急場の救命浮環の出来上がりです。
    これを持って事故者に近づき、抱きつかれたらいつでも逃げられるように足を事故者に向けた体制で救命浮環を投げ渡します。
    事故者が落ち着くのを待ってBCに給気してあげます。
    そして一緒にエキジットしてあげます。

    パニックダイバーのレスキューでは、まず大きなジャスチャーと大きな声で「ウエイトを捨てろ!」、「BCに給気しろ!」と指示を出します。
    しかしパニックダイバーは反応せずに暴れています。
    救助者は事故者の正面でヘッドファーストを行い、事故者の背後に浮上時する時にウエイトベルトを捨ててあげています。
    もちろん事故者と自分の身体から充分に離して捨てます。
    その後そのまま背後からBCに給気してあげます。

    パニックダイバーに拘束された場合の対処法は、パニックダイバーが必ず水面に顔を出していることを利用します。
    抱きついてきたダイバーを水面に抱え上げようとすれば救助者の身体は水中に没します。
    そうすればパニックダイバーは手を離すので、その隙に事故者から離れます。
    この時にウエイトベルトを脱装してあげればなおbetterです。

    さて、最後は水面で意識を失っているダイバーの救出です。

    事故者役のダイバーは水面でうつぶせになって動きません。

    ダイブマスター役の講習生は事故者が突然暴れだしても大丈夫な距離を保ちながら声をかけます。同時に事故者の頭部に水をかけ、喚起を促します。

    反応がないことを確かめて、自分のウエイトを捨てます。

    次に、事故者の手首を掴み、事故者を仰向けにします。

    事故者の背後から事故者のウエイトベルトをリリースして、双方とも浮力を確保します。
    (でも、今回はわざと事故者のベルトをキープしてもらいました。)

    レスキューダイバーは自分のマスクを外して腕にかけ、事故者のマスクを捨てます。

    注意深く気道を確保し、呼吸を確認します。(呼吸停止を想定)

    次に慎重に脈を確認します。(脈有りを想定)

    ここから、人工呼吸を続けながらビーチまで曳航します。

    ビーチが近くなってから先ほどわざとキープしておいたウエイトベルトをリリースしてもらいました。(とたんに気道確保と曳航が楽勝になったそうです。)

    足がついたところでビーチで休んでいたダイバーに協力を求めます。

    腰の位置まで事故者を移動させて、協力者に自分のフィンを脱装してもらいます。

    あとは、1人の協力者に反対側の腕をとってもらい、もう1人に事故者の両ひざを抱えてもらってエキジットします。

    エキジットする間は人工呼吸ができませんから、最後の吹き込みは2回連続給気となります。

    ここでトレーニング終了、いそいで着替えてあったかい渚温泉にレッツ・ゴーでした。


    翌日は、異なる環境でのダイビングの実行ということで、スキンダイビングによるフィールド調査の後、私ともう1人の講習生がお客さん役で1ダイブ。

    もう1人の講習生と交代して2ダイブ目を実施しました。

    お昼のダイビング終了時には、宿からもらってきた暖かいお湯を浴びて幸せな気分で片付けを行いました。

    さあ、残すは筆記試験と水泳・ベイルアウト等の実技検定のみだ。


 2月26日(土)

  • この日は国富プールでのトレーニングとスクーバ技術検定です。


     器材交換

    バディ同士でマスク、スクーバユニット(BC、タンク、レギのセット)、ウエイトベルト、フィンを交換します。

    この中でも、スクーバユニットの交換はバランスを崩しやすく、難度の高い技術です。
    ユニット脱着時の水中バランスはベイルアウト検定での重要チェックポイントでもあります。

    まずは、ユニット脱着のトレーニングです。

    立て膝の体制でバックルを外し、左手を抜いてユニットをお腹の前に持ってきます。
    この時に、バランスを崩さないように多少身体を後ろにそらし気味にするのがコツです。

    少しでもバランスを崩すと、「おっとっと」と移動してしまいます。
    慎重にバランスを取り、今度はユニットを装着します。

    ユニットの脱着ができれば、あとは手順を踏むだけです。

    まずは、マスクの交換。

    片手で脱装・交換・装着を行います。
    片手でも前髪を挟み込まないよう注意します。

    次にスクーバユニット、装着時にゲージやオクトパスをBCに挟み込んでいないか、ホース類のねじれはないか確認します。

    最後にフィンを交換しますが、この時も立て膝の体制を崩さないように注意します。

    以上のトレーニングが終わったら、片方のバディはウエットスーツとウエイトシステムのみで潜降し上記手順をバディブリージングしながら行います。

    器材交換が終わったらそのままバディブリージングを続けながら25mの距離を水平に移動し、オクトパスブリージングに切り替えてから水面に浮上します。


     スクーバ脱着

    フル装備で水深5mまでヘッドファースト潜降します。

    そこから水底を横方向に移動します。(10m程度の移動)

    スクーバユニットを脱装し水底に置きます。

    マスクを脱装し、ユニットの上に乗せ、タンクのバルブを閉めます。

    呼吸がだんだんと渋くなるのを確かめながら、最後の一呼吸を吸い終わった時点でユニットを捨てます。

    水底を横方向に10m程度移動した後、水面に向かってゆっくりと浮上します。

    レギュレーターを口から外した時から息を少しずつ吐き出していますが、特に水面に向かうときは注意が必要で、しっかりと気道を確保しながら連続排気を行います。

    浮上地点には必ず補助者を配置し、もし講習生が排気せずに水面に達しようとした時に静止と強制排気をさせねばなりません。(空気塞栓の防止)

    講習生は水面で小休止した後(マスクなしスキン装備)、最初と同じ経路をたどりスクーバユニットを置いている場所まで戻ります。

    ユニットを確保したら、次にバルブを開き呼吸を確保します。

    片手でしっかりとユニットを抑えたまま、片手でマスクを装着・クリアします。

    あとはユニットを装着して来た時とは逆の経路で水面に戻ります。


     ベイルアウト

    講習生はプールサイドに位置します。スクーバユニットのバルブは閉じられていてレギュレータ内部の空気は完全にパージされた状態です。

    マスク、スノーケル、フィン、スクーバユニット、ウエイトシステムの全てを両手に抱え、息をこらえ水深5mの水底まで到達します。

    水底に到着後バルブを開き、呼吸を確保します。

    次いで、片手でマスクを装着し視界を確保します。

    ウエイトシステムを立て膝状態にした片方の太腿に乗せ、バランスを取ります。
    上手にバランスを取って移動しないようにします。

    スクーバユニットを腿の上に乗せ、右袖を通した後右手でタンクを押しながら一気に背中に押しやります。
    バランスを崩して移動してしまわないように注意しましょう。

    ホースの絡みがないかを確かめてBCのバックルを締めます。

    次にこの立て膝の体制のまま片方のフィンを装着します。片方が終わったら立て膝を入れ替え、もう片方のフィンも装着します。
    この時も、バランスを崩して移動してしまわないように注意しましょう。

    最後に身体を寝かせてウエイトシステムを装着し、ゆっくりと浮上します。

    水面に出てもBCには吸気せず、そのまま5分間立ち泳ぎをします。
    このときに顎と両こぶしは水面から出ていることが推奨されます。


     その他の技能

    3点脱着(スキン脱着)、800m16分以内(フリッパー)、400m10分以内(水泳)、スクーバ曳航(50m)

    上記その他の技能について800m以外の種目は、時間の都合から次回トレーニング(検定)に回すことになりました。

    ダイブマスター認定も、もう時間の問題です。

    頑張れ! 講習生。

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